押しゴミ
たとえば、雨に打たれたティッシュペーパー。
あるいは、ファストフードの茶色い袋。
時には、煙草のパッケージ。
少女が辞書の間に挟んだ押し花のようで、まるっきり違う。
誰も喜ぶ事はないし、そこには可憐さもない。
ただ、誰かに踏まれてしまったのかぺしゃん。と物言わぬゴミが
アスファルトの上にいつまでも、いつまでもそこにある。
私はそれを“押しゴミ”と題して星空文庫の間に挟む。
押しゴミ
たとえば、雨に打たれたティッシュペーパー。
あるいは、ファストフードの茶色い袋。
時には、煙草のパッケージ。
少女が辞書の間に挟んだ押し花のようで、まるっきり違う。
誰も喜ぶ事はないし、そこには可憐さもない。
ただ、誰かに踏まれてしまったのかぺしゃん。と物言わぬゴミが
アスファルトの上にいつまでも、いつまでもそこにある。
私はそれを“押しゴミ”と題して星空文庫の間に挟む。
押しゴミ