魔性の女14

さあーてはたしてお兄ちゃんはどこへ行くのかなあ?

「先生、僕はお金を稼げるようになるんでしょうか?」
「さあね」
「もしも、もしもですよ、僕がお金持ちで成功したら、僕と結婚してくれますか?」
「さあねえ、わたし、移り気だし」
「そうですか・・・・」
 そう言われ彼は傷ついた。金、世の中は金ばかりだ。そう思うと彼は悲しかった。そう思うと、彼はふと、まどかのことを思った。まどか、彼はなぜか心のなかで彼女の名前を呼んでいた・・・・・・

魔性の女14

魔性の女14

  • 小説
  • 掌編
  • 成人向け
更新日
登録日
2017-08-25

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