さくらと狂気とキミと愛。 ~前編~
短編小説です。桜のキレイな季節のお話。一途過ぎた愛のたどり着いた先には何かあったのか?複数な恋心に、さす影。ヤンデレ要素多いので、ニガテな人は逃げてください。
ずっとずっと憧れていた。
同じクラスの彼に。
でも、彼はワタシのことはなんとも思っていません。
そう、彼にはおもいびとがいたのです。
ー3ヶ月前。
桜がとってもキレイな季節だった。今まででいちばん好きになったヒトに告白しました。
「アナタが好きです。」と。
この話の流れからいくと、もう返事の予想はつくでしょう。
「…オレには、好きな人がいるから。」
「そっか、そうだよね。ごめんね…。」
そこでワタシは泣いてしまった。
結果はなんとなく想像はついていたけど。
もしかしての、確率、それだけに、かけていた期待もおおきくて。
「オレもおまえのこと、好きだよ。でも、それ以上に好きなヤツがいるんだ。だから、ごめん…。トモダチとして仲良くしてくれよ。」
「うん。ありがとう。よろしくね。」
それから、少し経って、ワタシはある新聞記事を目にした。
『病院の少女の遺体が消える。いったい誰が、なんのために?』
なんだか、なんとなくだけど、不気味な感じがして、仕方なかった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーそれからまた、少しして、彼がワタシにこういった。
「オレの大好きなヒトにあわせてあげる。」
正直、複数な気持ちだった。
なんで、あわなくちゃいけないの??
そうも思ったけど、やっぱり会ってみたかった。
彼をこんなに魅了した人物に。
そうして、ワタシは彼にいわれるままに、彼についていった。
さくらと狂気とキミと愛。 ~前編~
もうだいたい分かってきましたね、きっと。愛して、愛して、やまない彼女に、彼が取った行動とは?次で、完結します。