これほど このひと これほどまでも
運命が
動くとき
すべてひとを愛していた
より愛に生きた
最後で至高の運命
身を削る いまがある
約束をした
生死のゆれに 一日毟り取られる
それでもなお残るしあわせ
これほどまで
このひとの生
これほども これほどまでも かけがえないものだった
あのひとの歌ばかりが降りてくる
白い部屋を ぼくはくるんでいる
知を越えた
運命の唯一を信じる
あのひとはかならず生きる
はかなさは ない
人生からの合図が今朝も知らせる 穏かな陽
ありあまる人生が
ぼくにくれます
今日 アンナさんが生きています
これほど このひと これほどまでも
この作品は、最後の短歌が一番好きだ。
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