不謹慎だけど綺麗だ何て思って、ゴメン…

不謹慎だけど綺麗だ何て思って、ゴメン…

赤羽根 比呂

赤く腫れた頬を押さえながら
君は「ゴメン…」と
涙交じりの精一杯の声
僕はただ知りたかったんだ
何が嘘で、何が言分けで
何が本当で、何が真実なのか
君の口から聞きたかったんだ

目尻に溜まった涙が
瞬きをした瞬間こぼれ落ち
腫れた頬を痛々しく濡らす
強がりで意地っ張りな
君が見せた泣き顔が不謹慎だけど
綺麗だ何て思って、ゴメン

止まない雨の様に泣きじゃくる君を
本当は直ぐに抱きしめたいのに
倒れそうな体を支えてあげたいのに
身体が動こうとしない
君を拒絶していた

もし 君だけを信じてた
あの頃に戻れたら
君を抱きしめられたのに
君を許せたのに
君を愛せたのに

変わってしまったのは
君じゃなく
僕だったのかもしれないね…

不謹慎だけど綺麗だ何て思って、ゴメン…

不謹慎だけど綺麗だ何て思って、ゴメン…

赤く腫れた頬を押さえながら君は「ゴメン…」と涙交じりの精一杯の声…。※続きは本文へ。

  • 自由詩
  • 掌編
  • 青春
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-08-11

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