かき氷

嗄鳥鳴夏

目が覚めた時窓から青空が見えたんだ
水中で息を止めた時心臓の音が聞こえたんだ
君を意識せずに生きている時楽なんだ
夢を追いかけようとする時が凄く幸せで
夢を追いかけ始めたらつまらなくなるんだ

この世はかき氷 自分の好きな味をつけて
好きなペースで食べてもいいが
あまりに遅いと溶けてしまって
あまりに速いと頭を痛くしてしまうんだ

君を横に浴衣を着て夏祭りに行ったんだ
坂で下駄を履く君は石に躓き転んだんだ
喧嘩をしてるからそんな君を笑ったんだ
太陽はそっぽを向いて早々と隠れて
月は明日の方向を向いて知らん顔していた

この世はこの通り 自分の好きな方向に
好きなペースで歩いてもいいが
あまりに遅いと置いてきぼりになって
あまりに速いと君とはぐれてしまうんだ

君に買ったかき氷 300円の価値以上の価値
好きなペースで食べてもいいが
あまりに遅いと溶けてしまって
あまりに速いと頭を痛くしてしまうんだ

かき氷

かき氷

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-08-08

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