僕の詩

僕が笑うと両親は幸せそうだ
だから子供が産まれたらそうありたい
何かが日々消えている
それに今まで気付けずにいた
いずれ現実を飲み込めなくなる時が来る
だからその時まで幸せでありたい

空が晴れると人々は幸せそうだ
雨が降る時とは明らかに顔色が違う
景色はさりげなくある
そして生きているのは人間だ
いずれ世界が滅亡してしまう時が来る
しかしそうなったのは人間の所為だ

特別な環境で
過ごしていてもいなくてもそこは自分の家
彷迷い歩き続けても辿り着くのは自分の家
自分だけ
知っていればいいもの悪いものそこが考え所
裏切り者が悩んでいて教えるべきかが考え所

僕は悩める子羊 そうしていつか失う命
僕は鳴らないピアノ だけど捨てられないピアノ
僕は寿命に追われた夏の蝉
僕は海深くで噤むシーラカンス

目を細めれば単純な闇の中にいる

この人生はドラマではない アニメではない
小説ではない 君がそう言うのなら
この人生は詩 僕が創る詩 一生 君に伝わらない詩

僕の詩

僕の詩

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-08-08

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