ガンダムZ 0087七和

「…うっ…」
気がつくとそこはジャングルだった。
前回俺は敵MSに体当たりされて…
とりあえず外にでよう。
そこであるものが目に入る。
「おい、動くな!」
俺は無意識にそう叫び、銃を構えていた。
そこにはエゥーゴの兵士がいたのだ。
「お前、名前は?」
「クレアよ。」
こんなジャングルのど真ん中で敵と二人きり
しかも女性と…

「小佐、部下の捜索を…」
「駄目だ。今ジャブロー付近にエゥーゴがいるのだ」
「しかし。」
ジャブローから少し離れた基地でジェラミー
が会話している。
「君一人で行くなら話は別だがね」
「くっ…」
「失礼します。小佐」
「なんだねリリィ中尉」
「その兵士の回収は私とこの方でやらせてください。」
「何故だね。」
「私には新型MSのテストがあります。そのついでに。」
「なら仕方ない。」
「やった。おじいちゃん大好き。」

「ねえ、レオン銃しまってよ…」
「駄目だ。」
「見逃してくれれば…」
「駄目だね。」
「じゃあ体で…」
「駄目だ!」
さっきからこんな会話が続いている
何でもドダイは動くらしい。
「うーん、レオン」
「どうした」
「湿気のせいでスーツが体に張り付く。」
と…言いつつスーツを胸元まで開けていくクレア
俺も健康な男だからつい見とれてしまい…
次の瞬間
クレアの右ストレートをくらい
ハンドガンをとられてしまった。
「じゃあねレオン、またどこかでね。」
そして、銃で俺の右足を撃ち抜いていき、
ドダイに乗り込むクレア

「さっきは部下の回収に賛成してくれてありがとう。」
「気にしないの。」
「なんてお礼をしたらいいか…」
「じゃあさ、私の代わりにもう一つの新型MSに乗ってよ。」
「そんなことでいいか?」
「うん、アナタの乗るMS、デザイン悪いから。」
「そうか。」
「それよりレオンてどんな子?」

ガンダムZ 0087七和

ガンダムZ 0087七和

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2012-08-18

CC BY-NC-ND
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