こころノオト

私だけという安心感を覚える。
私以外傷ついて居ないことが一番だと知る。

分かり合えない苦しみを抱えられるとこころがギシっと音を立てる。

築20年の心が突然壊れだす。
窓ガラスの外を見たいと覗くように、人の心を覗くことなんて不可能だと風に揺れるカーテンが主張する。

苦しみをそっと含んだ心に何を語りかけようと悩む今は苦しみでは無いと優しさが浮かぶ。

星みたいに手にと届かない存在になったとしても、その優しさを歪めたくないと光を集める。

掌に乗せた苦しみを握りつぶせない優しさじゃ、何も救えないよと囁かれる。

光を集めた今はいつか、誰かを照らすライトにと、
そんな、甘い事を行ってる間に苦しみという可視化出来ない光と同化させてしまう。

光を照らす光なんてないのだと、その時照らせない苦しみが主張する。

星を照らす星がないように。

こころノオト

こころノオト

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-08-06

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