悲しみの青い花4

相田咲。彼女のことを僕はほとんど知らない。顔は可愛い方だ。でも彼女と僕は話をしたことが無い。彼女はいつも周りの女生徒と話している。僕はと言えば周りの男子生徒とばかり話している。だから僕らには接点が無い。ふと僕はそこでなぜか、夢の中の青い花が気になった。なぜだろう?しかしそのことを忘れて、僕は授業に集中した。

 やがて放課後になり、僕は家に帰る。雨はいつのまにか止んでいた。雨上がりの道を一人、僕は帰った。こんな澄んだ空気を吸うのはいつぶりだろう。僕は少し楽しい気持ちで家へと帰って行った。空は青かった。そこには珍しい形の雲が浮かんでいた。
 そうして僕は家に帰り、読書をしたり、ちょっと勉強したりしてその日を過ごした。やがて夜になる。僕は再び、あの草原の夢を見た・・・・・

悲しみの青い花4

悲しみの青い花4

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-07-27

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