peace maker

空は晴れ模様でも
世界は雨模様だ

権利を有した自由は
もうとうの昔に消え果てて
気分を害した大統領は
再び同じ過ちを繰り返しそうとしていた
この街で息を吸って生きる僕は
どうにか皆が幸せであって欲しかった
子供の時には考えられなかったこと
歳をとって視界が広がった今となっては
誰がどうすればいいかは分かっていた

この世に生きる生命全ては紛争の調停者
真実の種を植え水をかけ大事に育て
実を結ばせよう頭の中で熟そう
この夜に怯える罪無き加害者や被害者
燃える太陽が大地に平等に光を射すように
与えられた命は掛け替えなく同じ価値だから
私達はいつでも人間だという自覚を持って
苦しみ悩み哀れみ全ての第一戦犯
力でしか解決出来ない物事はあるのか
言葉では何が物足りないというのか

僕は晴れ模様でも
君は雨模様だ

数え切れない歩数は
知らないうちに増えていた
中々切れない通話は
眠れぬ時間が増える度多くなっていた
個々の間違いを探しだした頃には
絶対 皆が笑いあっていて欲しかった
大人の時では考えつかないこと
歳は17で視界が広がっている今だからこそ
何がどうあるかどうかは分かっていた

この手に余るほどの平和を捨てる愚者
立ち止まって理想を描いて叶えて
現実逃避できる夢物語など見れない
子供の頃腐るほど聴いた建前と本音
最期自分だけが笑えるなら本望なのか
最後は皆でゴールを迎えたくないのか
この天に仰いでる少年少女や老夫婦
名前性別年齢生まれた場所のように
生きている目的はそれぞれ違うこと
私達の人生は叶えるためにある事覚えていて
私達の人生は勝手に始まって
勝手な終わりがあることを知っておいて

生きる幸せを知らない
目が見えない耳が聞こえない人に
幸せを伝えることは難しいこと
しかし時間をかければ伝えられること
生きる目的を知らない
感情がない笑顔がない人が
幸せを作る理由を知ることは難しいこと
しかし幸せは誰でも創れること

僕にできること君にできること
何もない訳では無いこと
今できることずっとできること
同じ星の地を踏みしめて生きること
同じ星の上で心臓を鳴らすこと