あの時、私は……

本当の出来事です。
帰り道に、どんどん単語が思いついたので書いてみました。


太陽を浴びる生活を辞めてから
もうすぐ一週間
環境を変えども体調は
良くも悪くもなく
生きるのさえ重荷になっていた
そんな時に、ある男性と出会った
素性も名前も知らない
分かっているのは今後のことを悩んでいるだけ
私と同じだ


歳の差が倍以上もあるから
彼の話を理解するのは難しかった
だから助言なんて出来ない

ゆっくり、ゆっくり頷いた

話し始めて数十分後
楽になったのか
ありがとうと言って
どこかへ行ってしまった

私も、ただ頷いただけなのに
自分の中から何かが消えた

今、ふと思い出しても
不思議な出来事

だけど一週間前に戻れるなら伝えたい
人生なんて、こんなことの繰り返しだ

真剣に考えるより
些細な縁の方が
答えを導いてくれる

でも断定はできないから
かもはつけよう

あの時、私は……

あの時、私は……

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-07-18

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