永久に地上の詩を書かせてくれ

永久に地上の詩を書かせてくれ

   



   



   



   



   



   



 


「今日もよろしくな」

写真の人がいまになって いまが澄んでいる


白い薄明に溶けていく

朝を語る閉じた眼から届けてくれ











ぜんぶなげてくれ

ぜんぶうけてやる

ここにいてもおまえのそらばかり


ゆいいつのひとが

みつかる

いまもこれからもただひとりなんだからな


かくごしない

おれはよわい

えいきゅうに地上の詩をかかせてくれ


うたをつくろう

この地上 ふたりだけの

地上にふたりこぼれる


どんなあいか

わからないさ

でもいいきれる しあわせになってもらうあいだから


もらうためじゃない

あげるためにかえりついた いっかいきりのあいだ


えるためだけではない

あるきだす生を おくりだすためにここにいる











夕刻 降る

不安の兆候ではなく必ず再生の証し


地上に歌が二つ連なるなら

    どんな物語も映えるから

   



   



   



   



   



   



 

永久に地上の詩を書かせてくれ

六月末に書いたもの。
元気になってもらおうと書いた詩だった。

作者ツイッター https://twitter.com/2_vich
先端KANQ38ツイッター https://twitter.com/kanq38

永久に地上の詩を書かせてくれ

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-07-17

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