僕と彼女と3Pと・・・。(処女喪失前夜)
エロエロ要素も含みつつ、日本の性教育がもたらした偏見に立ち向かう人々の物語です。性には愛・依存・商売等色々あるけれど、愛ある性が一番心満たされる。
「タカくん、私初めてだから・・・怖い・・・。」彼女は、震える声で僕に言葉を投げかける。
普段は良く見える、白色の肌・長く艶のある黒い髪、そして男を欲情に駆り立てるような唇は薄暗闇の中に消えていた。
暗闇の中で分かるのは自分自身のドキドキと、彼女の甘い匂いだけだった。
僕たちはサイトで出会って3ヶ月、望(のぞみ)と初めての夜をホテル街の片隅で過ごしている。
「大丈夫・・・優しくするから、怖くないよ。」僕は彼女の言葉に答えるようにキスをした。
キスから始まると、彼女は体を強張らせながらも次第に声には色が混ざりはじめていく。
「あっ・・・。んっ・・・。いや・・そこは・・・んんっ!!ハァハア・・・。」
耳・首筋・乳房を愛撫し彼女は喜んでくれている。僕は気持ちが高ぶっていくのが分かると同時に、
我慢できない僕は中に指をいれてグチャグチャに掻き回したくなったのである。
「望、下に指を入れるから・・・」
「・・・・・・・。」望は何も答えなかった。
暗闇の中で望のパンツを脱がすと湿気を含んだ匂いが鼻を刺激する。
「女の子の匂い・・・。」
「恥ずかしい、意地悪しないで・・・」
望の声は震える声に戻っていた。
僕は、これ以上の辱めをやめ下に手をやった。
「!?・・・・・!!・・・・・つっ!!」
「ごめんねぇ、ごめんねぇ」
望の泣き声が暗闇の中でこだまする。
明りが部屋をともすと、望の下には男の子。
望は男性だったのである。
僕は、日常では経験できない事に思考回路が停止寸前・・・。「な、何ですか?」と言葉を出すのが精いっぱいだった。
僕と彼女と3Pと・・・。(処女喪失前夜)
大人が性に対して知らんふり・買春するから子供が傷つくんだ・・・。自分を棚に上げないで欲しい。