“La fin” と打つ
たくさん眠った
長いしくじり 終わる
こんな僕に 朝は優しい
どこか汚かった
まだ朝って涼しいんだな
まだ心があった
「求められなかった人生」が
ありふれたら
ここにもどる
朝のラミクタール
世界ではなく
失ったのは
迷ってしまった僕かもしれない 歌
どれほどの敗退
予期せずに飛び込んでいきたい場所に ひとがいる
多すぎる人々
疲弊した “Ich und Du(私とあなた)”
フレーズ
また刻むのだろうか
誰かが愛したはずのストーリーが
愛された誰かによってただ無惨に汚れた
撃ち抜いた
夜が去り
朝が散って
裏切った女たちへの過去が終わる
ありきたりに朴訥な 僕の日々は続く
本当は
嘘っぱちだったさ
膨大な物語に “La fin(おしまい)” と打つ
ある人々から愚劣と呼ばれたある人々のなかで生きている
街
朝
陽射し
誰に撃たれるかわからない人生
撃たれるのもまたいいじゃないか
創造主の心臓より 犬の討ち死にを選ぶさ
人の街を 生き抜く
歌も寂しさも
汚れたように美しく淡い
今日も人を描く
アンナを描く。
“La fin” と打つ
気がついたら約8ヶ月、ほぼ毎日書いている。
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