(無題 ━━━━━━━ いつの日かまでの)
おまえが
描かせてくれた
おまえばかりの讃歌は
その続きを
待ち侘びている
たとえ
恩寵であれ
邂逅を
描きたい
いつかの日
まだこれは
序章に過ぎない
愛は
最愛で完結する
未だ
物語は始まっていない
おまえが
描かせてくれるまでは
この空が
おまえの色ばかり
わかるか?
どこまでいっても
おれの空には
おまえばかりだ
いまだ
空は溶けあっていない
おまえの空に
おれの色が映えるまでは
くちづけよう
色を造ろう
どんな色でもいい
そうじゃないか
唯一のものしか世界にはない
世界はすれ違わない
世界は
おまえとおれの
契りを待っている
おまえが
訪れる日を
おれは
投げるさ
あらゆるおれを
おれの限りを尽くして
まだ右も左もわからない
「詩を名づけるのはおまえ」
おまえが書いているんだぞ
信じる
世界は唯一を選ぶと
(無題 ━━━━━━━ いつの日かまでの)
いつの日かタイトルをつける。
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