いい人

いい人と思われたい

ずっと努力してきた。
誰に対してもにこにこ、寛容。
そうすればみんなと仲良くなれる?

ぜんぜん、むしろ逆だった。
あの子になら何を言っても流してくれるから、ちょうどいい。

結局、私は損をした。

そもそもの私は。。。。
多分、友達と群れるのを好まなかった。
一匹狼ではないが、人からどう思われても結局まったく気にならなかったのだ。
マイペースそのもの。
別に悪いことじゃないじゃないか。
憑き物が落ちたようだった。

腹が立った時にはそれとなーく出す。
イライラした時にはあんまり我慢しない。
優しくされればにこにこ応える。

それでいいではないか。

なるほど。

いい人

いい人

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-06-28

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