好みのほど
この身、この心、まだ衰え知らず
吹き付ける風が、僕の目をまたたかせる
自然は生きるだろうか?
この身から離れていても
永久に僕を愛してくれるか?
四つの嵐が、僕らの認識を狂わせる
四つの嵐が、僕たちののどを渇かせる
この方向へ、風邪よふけ
ずっとふけ、ずっとずっと吹いていてくれ!
僕たちの憂いに満ちた、贈り物を受けとるために風は、ずっと吹いている
ぼくたちの憂いに満ちた贈り物を
受けとるために、風よ、この方向へ吹け
そうしてその場で青空にキスをしろ
除かぬ痛みがまだ僕たちを
向かわせない方向へ導く
それまでは、風よ吹け、吹いてくれ!
僕が桜の花びらを散るのを見るために
風よ吹け
好みのほど