気持ち
いつも、一緒だった。
お出かけの時も
ごはんの時も
寝る時も
嬉しい時も
悲しい時も
寂しい時も
怒られた時も
僕は、君の腕の中、
君は、僕を抱きしめて、
ずっと、ずっと、一緒だと思ってた。
でも、
君の身長が少しずつ大きくなって、
髪もどんどん長くなって、
お化粧もするようになって、
君は僕を忘れていった。
別に、最初から分かっていたのに
今思うと、涙が溢れてくる。
だから、いつか、また、
僕を思い出してくれるって、
僕は信じてる。
君を待ってる。
暗い、暗い、
押入れの中で。
気持ち