神を信じないなら、わたしへ来て
最終戦争を希う清潔な人々が賛美する神
神が救いならば
なぜユダを必要とする僕がいたのだろうか
祈った 祈り続けた
見えない神
見える人々が尊かった
洗礼を受けて
近しい人が遠く感じた ヘヴンではなかった
神の下の平等にも
弱者たちのヒエラルキーは存在した
神を信じず
地獄へ落ちるはずの善良な人を眺めていた
聖書の学びのためにネグレストする母
神は見たのだろうか
聖書に背を向けても
ひとに背を向けないひとを 神は罰するのか?
信仰を捨てた僕を
明瞭に侮蔑した信者の目線 見た
Heaven(天国)の姑息な選民思想
Gehenna(地獄)に堕ちる友や家族がいた
真実に思えた
救う神より 救いのなさを信じた自らの詩
裁きで脅し救いを誘う宣教師
敢えて裁き 選び取った
“神を信じないなら私へ来て”
切なる人の言葉を信じた
神を信じないなら、わたしへ来て
キリスト教の入信体験を書いた。
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