幸福砂時計
君に一言などでは語れない
地球に生きる人分の幸せを送ろう
君に一目だけでは見当もつかない
砂漠の砂粒ほどの幸せを送ろう
やがて時間が経てば塵が積もる
逆さまにして新しい世界を見よう
君は幸せに満たされている
変われ 世界よ
尽くせど見返りは求めない
恋愛はボランティアだから
勝手に僕が君を苦しんでるのを見つけて
勝手に僕が幸せを送っただけだから
君に一回などでは渡せない
宇宙に廻る星分の幸せを送ろう
君に一生だけでは足りることは無い
この世の幸せの数だけ幸せを送ろう
やがて季節が過ぎて記憶が積もる
そのままにして懐かしい世界を見よう
君は幸せに生きている
止まれ 時間よ
誰かがこの先君を傷つけないよう
二度と誰も動かさないから
自由に僕が君の手をとり月の上で踊って
自由に僕が幸せを送りたいだけだから
幸福砂時計