憧れた背中

いつもと変わらぬ朝
いつもと変わらぬ街
いつもと変わらぬ私の1日
だけど今日は少しだけいつもとは違う
机の引き出しに閉まってあるのは
今日の為に買った大切な物
だけどいざ目の前にすると
何だか照れ臭くて仕方が無い

少し無口で 心配性で
でも本当は人一倍優しいお父さん
いつもは言えないありがとうの言葉
だけど 今日は違うんだよ
いつもありがとう その言葉と共に
貴方に送るプレゼント
ちゃんと受け取ってね 私の気持ち
だって今日は 父の日だから

衝突していた日々も
口をきかなくなった時も
心の中では心配してくれていた事
本当はずっと前から知ってたよ
不器用で口下手で怒りっぽいけど
私を愛していてくれた気持ちはちゃんと
伝わっているんだよ
だから今日は 私が伝えるね
ありがとう、大好きだよ って

私が憧れた大きな背中は
私よりも前を導くように歩いてくれた
辛くても苦しくても立ち止まらずに
私が道を見失わないように
だけどもう後に着いて行くのはやめる
これからはずっと隣を歩くから
お父さんと同じ歩調で 同じ目線で

憧れた背中

こんにちは(こんばんは)、作者の黒豹です。
随分お久し振りな投稿になりました。
最近はなかなか言葉を紡ぐ時間も取れない生活ですが、今回の作品だけは以前から用意していたものなので投稿させていただきました!

今回の作品のテーマはご存知の通り「父の日」です。父の日当日というのもあり、色々な場所で父の日のイベントやブースが催されていますね。一家の大黒柱として家族を養い、私達子供を必死に育ててくれたお父さんに改めてありがとうを伝えられるこの父の日は何だか特別な力を感じますね。普段恥ずかしくて言えない感謝の気持ちを言葉に出来るのは父の日の魔法の力では…?と考えながら作者も感謝を伝えました(笑)

という事で、今回はこの辺にしましょうか。
次作はまだ検討中ですが気長にお待ちいただけると嬉しいです。
Twitterにてご意見も募集していますのでそちらも是非!

憧れた背中

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-06-18

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