惑わされる

私が間違ってる?

小さい頃から、ずっと不思議だった。

おかあさんの言ってることが正しいの?
ついていけない私が間違ってるの?

灯の見えないトンネルをひた走った。
おかあさんの期待に応えたくて。

いつまでたっても、出口は見えなかった。
それはそうだよね。出口を見つけようとするとおかあさんはいつもその道を塞ぐもの。

だから、決めたんだ。

そう、私の眼にはもう眩しい光が映っている。

惑わされる

惑わされる

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-06-13

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