氷結のスピリスト 僕の始まり編

2022年4月20日、人々は、いや、日本の国民達はもうすぐこの国に惨劇が起こるという事も知らずに

その間も人々はもくもくと会社へ行き、働き、学校へ行き、友達ができ

結婚し、子供が生まれ、家庭を持ち、家族を持ち

中には過ちを犯した者、犯された者、だが犯した者の罪はどんな形であっても決して赦される者ではない

そして犯した者には牢屋、刑罰、または争い

そして犯した者には自覚してない者と自覚してる者の大きな区別がある、嫌、自覚しようとしてないだけかもしれない

そして過ちを犯した者には謝罪の意義 そうでない償いの意思 

罪がどんな形てあっても罪は罪である 後悔するだろう 重い十字架や色んな十字架を背負ってくだろう 彼らの未来に栄光は閉ざされる だがそうなってからではもう遅い

そして形が形であっても、犯された者には心、体、記憶に深い傷を負わせる

そして決して消える事が無い傷とそうでない傷がある

そして虐めもその形式に入るだろう。


呑気におしゃべりする者、雑談する人達、中には演説する者、国の為、国の為と言論で争う政治議員、

批評の言葉や応援の言葉、そして励ましの言葉

感謝の言葉、愛に対しての表現言葉、言葉の暴力、嘘、噂

人々が作り出した言葉の力(言霊)には霊力や魔力が含まれていると言われている

人々はこの力を有効に活用し生活し感情を揺さ振られ生きてきている
 
そして団体からの言霊は強いエネルギーを放つ 言葉は軽い、だが重い

もしかしたらもうすぐ起ころ得ない惨劇もそれに関係しているかもしれない


嫌、それから始まったかもしれないんだ・・


そして人はどんな繋がりであっても愛が生まれ憎しみが生まれる 友達、親友、恋人、肉親、家族..

愛はとても暖かくてとても冷たい そして時には残酷だ

守れなかった愛、守りたかった愛、壊された愛、ぶち壊した愛、消えた愛、消された愛、憎む愛
この無限の連鎖から生まれた憎しみの魂は この愛が「報われなかった、適わなかった、」人の魂は一体どこに行くのだろうか?..........
.....



俺、天野翔馬はある時を境に 霊が見えるようになりました
そして誰も傷つけない 冷たい魔法の力に目覚めたのです
これは俺が幼い頃の2012年12月25日、クリスマスの途切れ途切れのお話です
一生忘れる事の無い思い出だった記憶のお話


「ピピ、ピピ、ピピピピピピピ..」
目覚まし時計が鳴り始めた 時間が経つにずれ大きく

「う~ん..」
僕は目が覚めたので近くの目覚まし時計を止めた 体が震えた 不満そうに欠伸をした

「しょうまー今何時だと思ってるの!?早く朝ごはん食べなさい!!そしてパパ~」
ママは一階のキッチンの所から 二階の部屋に居る僕とパパに向けて大きな声で叫んでいた

そしてとなりのパパが目覚ましでも起きなかったのに驚いたように起きた

「あれ!?もうこんな時間か!可笑しいな~アラーム間違えたかな?」

「今日は一段と寒いな..」とパパは凍えながら、急いで身支度をしていた

それよりも僕は布団から出たくなかった

「ドン、トドン、ドン」誰かが階段を駆け抜ける優しい音 
「バシ!」っと部屋を開ける音がした

(う~ん、なんか重い)
すると一歳年下の妹の優香が僕の布団に乗っていた

「お兄ちゃん!起きちぇ!起きちぇ!!..」
と何度も何度も楽しそうに言いながら僕の体を激しく揺すった

「わかったよ、起きるから」

「う~ん、寒いよ」と妹の姿を見ていたらもう支度の準備が出来ていた事がわかった

因みにその頃の妹は5歳、僕は6歳だ 
来年から僕は普通の小学一年生になる筈だったんだ ・ ・


そう、この平和な日常が台風が来たように崩壊する事になるとは 

もうすぐ起こる惨劇は 僕の心の結晶が 全て粉々に割れてしまった闇の欠片の集まりであり始まりなのである

氷結のスピリスト 僕の始まり編

この物語はまだまだ続きが山ほどあるので 宜しくお願いします

出てきた人物公 紹介

主人公     天野翔馬(16歳)
幼い頃の主人公 天野翔馬(6歳)
主人公の父
主人公の母
幼い頃の主人公の妹   天野優香(6歳)

氷結のスピリスト 僕の始まり編

  • 小説
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 恋愛
  • ホラー
  • 青年向け
更新日
登録日
2012-08-10

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