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溢れたものを 飲み干した

もう なにが起こってもよかった

言葉を信じない

言葉以前を信じる


Ne croyez pas à l'amour moderne 
(なんにもなくなったいまを信じろ)


いまこのときだけが

いつも信じたい たったいまなのだった



新聞が届く サントスを数杯

世界がどうだっていい

もういちど選ぶ

もういちどみつけさせてくれ 

おまえが まだこのたましいでいいなら



翡翠のポットが砕けて みんなは祈るだろう

おれは 突っ切る



街灯の壁で彷徨うが何度も試みる人々がいる

恋が古びる 愛がしくじる

残されて現れるこのときこそが 弾丸



命が燃焼する時間の紙幣に横たえる

伝染する明日などない

洗われた血が 更新した今日を流れる

疾り抜けるが スピードの眩暈が言葉を生き返らせる 



ペチュニアの咲く丘 

投げやりなリピートが息を引き取るいつか

見届けたら 鼓動してくれ






   


  



   


  

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なにもかも初めからやる。

作者ツイッター https://twitter.com/2_vich
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  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-06-08

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