21世紀の誰かさんへ
21世紀の誰かさんへ
私たちはあと5分くらいで21世紀を終えようとしています。
21世紀が始まったすぐの頃は予言とか色々ありましたね。
22世紀はあなた達が思っているより普通になりそうです。
軌道エレベーターがなければガンの特効薬もできていません。
今日も近所では野良猫が歩き、電車で1時間も揺られれば目の前には田畑が広がっています。
あなた達は失望しましたか?それとも安心しましたか?私には分かりません。
ただ安心して欲しいのは100年くらい経ったわたし達も人間でいられています。
宇宙人の侵略や核戦争は起きそうにありません。
多分、今この瞬間、パソコンに向かって一人、文字を打っているのは私だけでしょうね。みんな、22世紀の訪れを祝おうと笑顔で溢れています。
今、時計を見てみるともう22世紀になっていました(笑)思いの外なんでもありませんでしたね。
外から、花火の音が聞こえてきます。この花火は100年前、ひょっとすると200年前くらいから変わらないものなのでしょうか。
母から電話がかかってきたのでこの辺りで、締めたいとおもいます。
それでは、人類の明日が少しでも幸せでありますように。このメッセージを受け取ったあなたが幸せでありますように。
さようなら、お元気で
21世紀の誰かさんへ