心の声を

どんな楽しいときも
悲しいことが起こりうる

楽しみと悲しみは
紙の表裏のよう

どちらも在ってあたりまえで
片方だけが存在するというのはない

楽しさの絶頂にあるそのときに
これ以上ない悲惨なことがおこりうる

それが天災でなく
人の仕業だとすれば
人がそれを止めることはできるのか
社会がそれを止めることができるのか

一度なら
それを思いとどませることはできると信じたい

なにがきっかけになるだろう
神か、仏か
親か、恋人か、友達か、子供か、先生か
お金か、社会的地位か、褒めてもらうことか
生きている実感か、将来の希望か、未来への夢か

何を悩んでいるのか
何が気に入らないのか
知りたい

あなたの声を
あなたの心の声を
伝えてほしい
そうすれば
助かるはず
助けられるはず

人の苦しみ憎しみは
この幾千年の経験から
すでにその解き方がわかっているはずだから

心の声を

心の声を

人の心は闇です。自分のこともわからないくらいだから。話せば分かるっていいますがそのとおりですね。どんな人でもその人の意見が言えて聴いてもらえるような社会でないと。

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-05-25

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted