永遠の絆 1話 二つの命
少女が、生まれる場面から始まります
満月の夜 ユーバラ王国城下町の病院
1人の女の子が、誕生した
そら「姉さん・・・ ほんとに・・・よかったの・・・?」
ミリア「うん・・・この子は、ユーバラ王国姫よ・・・本当の身分は・・・
だけどこの子の命を守るためには、身分を隠すしかないの・・・」
そら「・・・・」
ミリア「そらは、まだ6歳だしこの子のお兄ちゃんになってほしいな」
そら「うん! いいよ 姉さん」
魅那斗「ミリアさん・・・」
と言ってそらと同い年の魅那斗が、部屋に入ってきた
ミリア「あら?魅那斗?」
そら「魅那斗!」
魅那斗「・・・・ミリアさん・・・・」
ミリア「どうしたの・・・? またいじめられたの?」
魅那斗「・・・うん・・・」
ミリア「魅那斗は、男の子なんだから強くなりなさいね
いつかあなたにも“守りたい“ものが、できるはず
その時に守ってあげられるように強くなりなさいね」
魅那斗「・・・守るもの? だって僕・・・」
ミリア「今すぐにならなくてもいい 今すぐ守るものを見つけなくてもいい
少しずつ強くなればいいのよ そしてゆっくり大切で、
守りたいものを見つけたらいいよ」
魅那斗「うん! 約束する! 強くなって
この子もそらも・・・それにミリアさんも守る」
ミリアは、魅那斗の手を握る
魅那斗「ミリアさ・・・!?」
ミリア「うっ・・・・」
そら「姉さん! 大丈夫?ねぇ! しっかりして!」
ミリア「・・・そら・・・ごめんね・・・何もできない姉で・・・・」
そら「そんな事ないよ! 姉さんは・・・・
姉さん・・・? ねぇ・・・さ・・・ん」
魅那斗「ミリ・・アさ・・ぅうあぁぁん」
そら「ねぇさぁぁぁん」
ミリアは、他界
もともと体が、生まれつき弱かったのだ
そして1週間後
そら「リア・・・おはよ・・・」
リア「あうあう」
ミリアが、残した小さな命・・・
そらは、ミリアの娘に“リア“と名づけた
そら「姉さん・・・」
そらは、泣いていた
たった一人の家族の姉を亡くしたからだ
両親は、そらが、生まれてすぐに殺されたからだ
そんな中一緒にいてくれたのが、姉のミリアである
魅那斗「そら・・・ 」
と、魅那斗が、部屋に入ってきた
そら「魅那斗・・・・」
魅那斗「・・・僕ね・・・ 強くなろうと思う・・・
ミリアさんに言われたとおりに・・・・」
そら「そうか・・・ 頑張れよ・・・」
魅那斗「うん・・・・」
その時!
ドンドン!
と
ドアの音
町の人「魅那斗は、いるかい?
いるなら早く病院に! 生まれたわよ!」
と町の人の声
魅那斗「!? 母さん・・・・」
そら「僕も行くよ 魅那斗・・・」
魅那斗「うん・・・」
二人は、病院へ
すると
赤ちゃんを抱えた病院の人が、いた
病院の人「残念だけどお母さんは・・・」
魅那斗「ぇ・・・ そんな・・・う・・そ・・うっ」
魅那斗は、倒れてしまった
そら「おい!魅那斗! 大丈夫か! 魅那斗!」
数時間後
魅那斗は、目がさめた
そら「魅那斗・・・よかった」
と
そらが、覗き込んでいる
魅那斗「そら・・・」
そら「妹だよ・・・ 赤ちゃんは・・・ リアと同い年だね」
と笑顔で言う
魅那斗「女の・・・子・・・」
魅那斗は、うつむいた
魅那斗「母さん・・・・」
そら「・・・お互い・・・がんばろ?」
魅那斗「う・・ん・・・」
魅那斗は、妹に「ティーラ」と名づけた
そして
そら、魅那斗、リア、ティーラ
は、4人で暮らすことになった
永遠の絆 1話 二つの命
はい・・・・
どうだったでしょうか?
この話は、かなり長いです
現在(2012年8月9日)の時点では、21話まで出来上がってきます(ブログで公開中)
まだまだ続きます
それでも、まだ読んでやるよって方がいたら読んでくれると嬉しいです