夜の居場所

いつのまにか五十五歳になる。結婚歴ない。これと言った女性関係も無いけど別にゲイじゃない。
最近精神的にも肉体的にも衰えを感じるようになった。
かといって今さら婚活に焦るような気もないし。仕事の先も見えている。
同期の者達で遅く結婚した者は子育てに苦労しているし、早く結婚した者は離婚や再婚、子に孫が生まれたりそれぞれに苦労している。
その苦労をこの歳でこれから背負おうとは思えない。そういった苦労しがらみがないぶん非常に気楽なものなのだけれど、心身の衰えを感じ始めると言うことは、少々問題だ。ジムで身体を鍛えてみても問題の解決にはならない。
根本的な問題点は、以前より性欲が湧かなくなってきたことである。
いつか結婚のためにと貯めておいた貯金も今となってはこの衰えの為に役立てようと考えてとりあえず結婚のためじゃなく愛人契約でもしたら衰えの予防が出来るかどうか?試してみようじゃないかと募集してみた。

私が彼女に最初に会ったとき彼女は「22歳」と言っていた。私から出した条件は避妊薬を飲んでもらうこと。
彼女から出された条件は、素性を調べないで欲しいという事だった。実際彼女が何処の誰であろうと私にはどうでも良い事だ。

生まれ変わりの儀式。
「剃ろうか」と私は彼女に言った。最初は少し驚いたようだったけど、彼女はすんなり「うん」とうなずいた。
一緒に風呂に入り、彼女に浴槽に腰掛けて貰って両足を開き、丁寧に泡立てた石鹸を付けて剃刀で彼女の下のヘアを剃っていった。
彼女の透き通るような白い肌の中にピンクの秘仏が姿を表した。
「何もしてないのに濡れてる。」と私は彼女に声をかけた。
彼女の大事な部分を傷付けないように指で押さえながら剃刀の刃を彼女の大事な部分にあてヘアを剃っていった。
「本当に生まれ変われたらいいのにね。」と彼女は言った。細かなヘアを剃り終わり彼女の秘仏はツルツル輝いていた。「子供みたいね。」彼女は言った。
「今度会う時も綺麗に剃ってくるんだよ。」彼女と次に会う約束をした。
「もし私ともう会いたくない時は剃らないでいいよ。」
「うん。会いたい。」
「ちゃんと剃ってくるって約束する?」
「うん。」私は彼女をペットか愛玩物を手に入れたようなつもりでいた。彼女を独占したかった。
次に会ったとき、
「ちゃんと剃ってきたか確認するから下着脱いで足を拡げて見せて。」
「恥ずかしいから ヤダよ。」
彼女は助けを求めよううな目でこっちを見ていた。
「じゃぁ このまま帰る?」
「ヤダ。」
「じゃ自分で拡げて私に見せてごらんよ。」
両脚をひろげ下着の上から彼女の秘仏をなぞると彼女は思わず声を漏らした。
もっと奥を触って欲しいのか、彼女の身体は素直に私のする事を受け入れていた。
下着を脱ぐと私は顔を近づけ「君は、はずかしいことにかんじてる。」
彼女は声を漏らしながら感じていた。目に力が無くなり気持ち良さそうな顔をして目が潤んでいた。
声というより鳴き声をあげ指を挿入されて動かされているうちに彼女の反応が大きくなっていった。
「気持ちよさそうな顔が美しいよ。」
「私を嫌いにならないでね。」
「エッチな反応をする女性は大好きだよ。」
彼女に会うのが楽しくなって胸が踊るような気持ちになっていた。
「この次は、ノーパンにストッキングを履いてきて。」と彼女に頼んだ。

私は車を走らせながら、
「ちゃんと私の言うとおりにしてきた?」彼女に聞いた。彼女は静かにうなずいた。
私は彼女に私の下着を下ろして舐めるように指示した。
彼女ただ必死で舐め、吸って、舌を動かし、味わっていた。舌や唇を動かし軽く私の物の括れた部分に軽く歯をあて唾液を流した。
私は彼女の下着をつけずストッキングだけを履いている下半身をなぞり彼女の秘仏を確認した。
「おいしいか?」私が尋ねると、
「おいしい。」と彼女は答えた。

ホテルに着くと彼女をベットの端に腰掛けさせて脚を拡げスカートの中を観察した。
彼女は恥ずかしそうに、手で顔を隠しながら感じていました。
「透けて見える感じが可愛いよ。」私はそう言いながら、
ストッキングの上から彼女の秘仏を指で撫でゆっくり彼女の秘仏のスジをなぞりました。
彼女はピクンと反応しました。
私はストッキングに穴を開け拡げた脚の間をじっと見てると彼女は、「いや、見ないで。」と、恥ずかしそうに足を閉じようとしたので、私は両手で彼女の脚を拡げました。
「見られることに感じるんだろ?」
彼女の両脚の力が抜け、私は指を動かしました。

彼女が壊れる瞬間、彼女の体の中から体液が溢れてくるのが分かりました。
「あっ。いやっ。」彼女の唇から声が洩れました。
開けたストッキングの穴から彼女の秘仏を弄びました。
彼女の秘仏からは、蜜が溢れていました。ストッキングを引き裂くと私は自分の一物を取り出し、
「これがずっと欲しかったんだろ?」
私はようやく大きくなってきた私の一物を彼女の入り口にあてがいました。
ぐっと腰を彼女のすでにビショビショに濡れている両脚の間に沈ませ一物を彼女の中心に一気に突き立てました。
「あっ、うっ。」彼女の反応が返ってくる様子を見ながら、ゆっくりと抜き差ししながら、
「もっと動かしてほしかったら、そう言いなよ。」
「もっと、動かして。」
私の腰が彼女の股間にぶつかる音と一物を抜き差しする音と、彼女の喘ぎ声が部屋の中に木霊していた。
「良い感じかい。」
なにも言わず彼女はぐったりして、時折ピクピクッと反応しました。
「いっぱい いったなぁ。」
「気持ち良すぎるよ。もうだめ。」
彼女の意識が普通に戻るのに時間がかかり、そのままの格好でいろいろな話をしました。

私は家庭教師の仕事をしている。仕事相手の教え子は金持ちの子供だけれど私は別に資産家なわけじゃない。
いつか結婚するかと思って貯金はしてたけど、いつの間にか結婚しそびれ、貯まったお金で今回の募集に参加した。
だから、この契約も金が無くなるまでのつもりで付き合って、それでも良かったらこのままの関係でいてもらいたいと、彼女に正直に話しました。

彼女は布団にくるまり顔を隠しながら濡れたシーツを見ていた。
「私はこのままでいいよ。嫌いにならないでね。」と彼女は言った。
「嫌いにならないよ。」と私は答えました。
彼女を抱きしめキスして生まれ変わった彼女にまた、挿入しました。
「 今度は私が貴方を生まれ変わらせてあげる。」と、彼女は私に言い、彼女は私の頚に唇をはわせ、私の頚にキスをしました。
私の頚の丁度拍動が聴こえる辺り、それから彼女はそっと私の頚に歯を突き立てるとチクリと刺さる痛みを感じました。そして私の心臓の鼓動と共に少しづつ血液をすすり始めました。彼女の妙な性癖でした。
彼女に血を吸われていると、気持ちよくなって頭の中が真っ白になりました。
なぜか不思議と身体の方には力がみなぎってくる。私のあそこははち切れそうにバンバンになってくる。
それはもうずいぶん以前の感覚でした。二十代の感じでしょうか。
その日から彼女は私の古いアパートに来て、どういうわけか一緒に生活する事になりました。
愛人というより、契約で妻をやってもらっているような感じです。

夜、お風呂からでてパジャマを着た彼女が私の上にまたがって腰を振り、私はパジャマの上着の裾から手をいれて彼女の胸を揉む。
彼女の顔が気持ち良さそうに紅みを帯び彼女の唇から押さえぎみの声が漏れてくる。
彼女は腰を上下に使って私のモノを刺激する。私も彼女の両方の胸を刺激する。
蛍光灯の明かり中で彼女の気持ち良さそうな表情がよくわかる。
彼女の下半身に押し付けられた私の一物が次第に固く力がみなぎってくる。彼女もパジャマのズボンの上から擦り付けている刺激をやめられない。彼女の中に入れたくなってもう止められなくなる。

月曜日朝、火曜日夜、水曜日朝、その日の夜、木曜日朝。
不思議と寝ないで彼女と繋がっていても疲れない。彼女の中に指をいれて、胸をなめて、彼女の腰ががくがく揺れて、足もびくびくなって、体の力が抜けて動かなくなる。

朝は二人とも横向きで寝たまま、彼女のおしりに私のおなかをあわせて、彼女の後ろから入れる。
寝ぼけながらゆっくりと腰を動かし、腕を彼女の前に伸ばして彼女の前を刺激しながら、ゆっくりと彼女の中に入れて行く。
目覚まし時計が鳴りその音に合わせて、私が体を起こしてがんがん腰を動かす。彼女の唇からは喘ぎ声が溢れ、強い刺激に彼女の足がびくびく震える。

夜、また彼女が私の一物を握って誘ってる。
「君の中に私の体の液を思いっきり出したい。」と私は彼女におおいかぶさる。胸を吸い胸のてっぺんの蕾を私は歯で優しく噛んで刺激する。私の一物を彼女中にゆっくりと入れながら彼女の胸を舐める。

やり過ぎて彼女の中に入っていて小さくなるなんてありえない状態だ。フィニッシュに向けて彼女も自分の快感を追いかける。
彼女の胸をさわるとその刺激で中に入ってる物が締め付けられ気持ちよくなりまた、大きくなる。
気持ちよさそうな彼女の表情を確認しながら角度を変えて中をつくたびに、腰がびくびくなって彼女の締まりがどんどん強く更に気持ちよくなる。
快感でいっぱいになって苦しくかんじる。けどもっと欲しくて息するのを忘れるくらい下半身の快感に集中して彼女は両脚を私の腰に巻き付けて彼女の全身が震える。

私が私の一物を飲み込む彼女の股間を見つめる。彼女は見つめられてかんじる。私の一物を彼女の中から抜き取ると私の身体の液が彼女の身体の液と混ざりあって彼女の中から溢れてくる。
彼女はティッシュでおさえてそのまま下着をつけて寝る。朝から再び力がみなぎり大きくなっている物をまた彼女の中に入れる。
彼女との関係はほとんど毎日ありました。

ある日のこと、私のアパートに何人かの刑事がやって来ました。そして彼らに彼女は逮捕され連れていかれました。
私も参考人として警察署に呼ばれ彼女についていろいろ聴かれました。
彼女の容疑は、殺人で彼女が以前に交際していた何人かの男性達が連続して不審な死に方をしていたらしいという事でした。
刑事は、私も次の被害者になっていたおそれがあったことを私に告げました。
他の男達がどんな不審な死に方をしていたのかは、詳しくは教えてはくれませんでした。

そんな話を聴かされても既に先が見え、私が死んで悲しむものなど誰もいない天涯孤独なおやじの私が、彼女に殺されたとしても、彼女から得た快楽の代償と比べてみて果たして私に悔いが残ったでしょうか。
私には何の悔いも残らなかったんじゃないかと思いました。
彼女と繋がっていられる体力が続けばこんなありがたいことはない。
たとえ彼女に殺されようと、恐ろしいとは思えない。
それにみあうだけの快楽は彼女から与えてもらった。

そういえば彼女が私の頚に残した咬み傷はいったい、何だったんでしょう。
私の身体に起こっている力がみなぎってくる感覚は何だったんでしょう。
私は、本当に生まれ変われたんでしょうか?
五十五才のオヤジの私は、いったいどう生まれ変われたんでしょうか?
また、彼女と繋がれる時間が共有できたらどんなに幸福でしょうか。
たとえ彼女に殺されようとそれにみあうだけの快楽はそこにあるのですから。

夜の居場所

夜の居場所

性描写の苦手な方は御遠慮下さい。

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更新日
登録日
2017-05-21

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