僕より

僕の夢は なんて言えない
軽々しく言えば 冷やかされる
こういう世に生まれている故仕方無い訳です

小学生 優しい人間だと褒められていた
太っていたから 自分の顔や体を嫌いになった
人のことを考えられない攻撃が多かった
中学生 面白い人間だと褒められていた
好きな人が出来たから 頑張って痩せた
憧れを真似して自分をどこかに置いてきた
高校生はどんな人間だと褒められるだろう
誰かとつるむより1人が好き 上下関係が嫌い
詩に没頭して 宛先もない未来のために身をやつしてる

過去があったから僕は居る
面白おかしく言えば 泣きたくなる
こういう風に生きている故仕方無い訳です

僕の耳に聞こえてくる声 聴こえてくる音
嫌いな人が出す以外のものは全て好き
顔を伏せていても勝手に耳に入ってる
僕の目に見えてくる現実 観えてくる景色
手に取れるかどうか判断が出来る だけど
たまに届かないものを取ろうとしてる
僕の口から放たれる言葉 放たれる意味
何一つ理解されなくてもいい だから
今だけはなるべく助言しないで欲しい

この先僕はきっと過去に行きたくて目を瞑る
そしてこの世の闇を見てしまう
命が消えても新しい命が生まれ続ける意味を
酒やタバコや人に溺れたとしても
つまらない歌は聞かなくちゃいけない
先輩や上司や親に何かを言われたら
つまらない言葉でも聞かなくちゃいけない理由を

この先僕はきっと現実を見れず路頭に迷う
そんな困った自分に伝えたい
どうか許される言葉であるならば
生きて下さい
幸せな時間が待ち遠しくて未来を思っても
一向に前に進めない僕がここにいます
そんな僕でも当たり前に大人になれたこと
ここで生きている僕は本当に嬉しいから

今は決して黙りたくは無いから
僕はこうして詩に綴って生きている
いつか誰かに影響を与える君を
僕はこうして夢に見てる訳です

僕より

僕より

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-05-21

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