無音の世界
お葬式が終わって
タクシーに乗る
霊柩車のあとを追って走りだしたとき
無音の世界が広がった
何度も来たいつもの風景がまったくちがってみえる
初めて遭遇するというより
自分の時間が止まっているような気配
沢山の人が来て
分刻みで次第が経過し
多くの思いが凝縮されたとき
時が細かく刻まれるのか
何かが静止し
また何かが動き出すまでの
その間に
そして
それぞれの日常がまた戻る
まるでなにごともなかったように
無音の世界
お葬式が終わって
タクシーに乗る
霊柩車のあとを追って走りだしたとき
無音の世界が広がった
何度も来たいつもの風景がまったくちがってみえる
初めて遭遇するというより
自分の時間が止まっているような気配
沢山の人が来て
分刻みで次第が経過し
多くの思いが凝縮されたとき
時が細かく刻まれるのか
何かが静止し
また何かが動き出すまでの
その間に
そして
それぞれの日常がまた戻る
まるでなにごともなかったように
無音の世界