いま生まれたんだね
おはようが切ない朝もあり朝焼けが僕にここへ帰れという
「リルに悶々としています」
朝からきみのおっぱいと重なりたい
(照)を多用するおまえのチャットがかわいくて仕方ないこの朝
文字だけの朝のちゅーでも
一日は始まる
おまえが訪れる
「昨日電話でちゅーしてくれたよね」
あっちこっちに千回したい
「毎日寂しいけど毎日正直でなんとなく暖かいの」
シンプルでいい
おまえがかけがえなく大福餅の一日でいい
「死にたいから優しいの。天国のママに会いたい」
母を乞う地上
とほほでも
一日は一日
おまえはおまえでいい 一度きりでいい
カフェインで目覚めたいが
おまえとの朝
まどろみたい日のトースト
朝も昼も夜も おなじ地上
「いなくちゃ困るの」
暖かいね
「ちゅ」はとっておきで
「だいすき」やさしい雨
「あいしてる」天地創造
「この身体、飽きなければいいな」
この好きで
いつか月 つれてゆきたい
なんども夏と冬と春と秋が来る
深海で漂いたい恋
「リルのファンが増えるわよ」
詩のベタ褒め
喜ぶ顔 毎日みたい
のろけの短歌でいい
のろけの麦を収穫してウイスキー造る
コーヒーばかりじゃなくコーラもいいよね
はじける泡で探すなら
いつだって とほほでいたい
尻に敷かれて
亭主関白 夢破れ
マシュマロにして
少しずつ 舌の上
賞味期限なんて知らない
あたしは醸成したワインなの
赤ワインであなたにステーキ焼く
白ワインは真夜中がいい
さんざん愛しあって
足絡みながら
少し抱いていて
煙草吸わないでいて
ベッドを完結するために
キューバリブレ 夜
俺で染めてくれ
朝まで小説になりたい
「ブラジャーは白が好き?黒が好き?」
「俺への気持ちのシースルーが好き」
「そこはむかし、誰と泊まったの!!(怒)」
「後輩だよ、男だよ」
「もう!もう!もう!」
「すねてるの・・・・・・」
ちゅ、ちゅ、ちゅ
「ねえ、リル・・・・・・」
「うん?」
「すねてるとき、いつもちゅーしてくれるの!!?」
「おまえが眼鏡かけてても、好きだ。見とれる」
「やーだー(///_///)(照)(///_///)真っ赤」
愛してる
夢で聞こえる 電話 音
起きる
夢と知る
横たえる
おまえ 想う
夕方の午睡で更新される世界はアンナの像だけがある
寂しくも暖かい
未来がある 明日がある 一日がある
寂しいけど毎日正直であなたがいて暖かい日々です
詩で慰められるのではない
詩の中で
生きるおまえに
生かされる
好き
シンプルでいい
朝のレモネードでいい
アンナって名前でいい
いま おまえがみえなくても
おれがかいた詩のなかでは おまえがみえる
「寝落ちしたらごめんね」
愛してるを言い伝えて夢へと持っていく
睡魔の先に おれがいて
ハートのケチャップのオムレツ食べている
「カブの野菜あんかけと豚汁と鮭のムニエルとプリンでいいよ」
こどもそれもあるなーなにがなくてもそれよせいさくかていがいいよねー
本を閉じて灯りを消しおまえの隣に横たえる
日の過ぎ方
「すこし冷えるね」
「足、からませよっか」
「うん」
「腕もいい?」
「うん」
「ちゅーもいい?」
さみしくない
どっちがさきにねむっても
ゆめでもいっしょにねてるなら
きめたのー りるのこどもうむのー いいの? うん なぜ? わからないけどきめたのー
おやすみは?
おやすみ
あいしてるは?
あいしてる
だいすきは?
ずっとすきだ
おおぜいかっこいいあたまいいひといるよ
でもりる
だけどりるなのよ
「あたたかいね。さみしさがきれいだったね」
唇より頬を選んだ
「アンナってナイーヴだ」
「生まれて初めていわれた」
「いま生まれたんだね」
「(//∇//)」
「おやすみ。あしたもよろしくね」
アンナがねむる
今夜は星きれいだな
いま生まれたんだね
最近の作品ではとても気に入っている。
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