【読み切り】夏の暑い日、私は不思議な幼女と出会った。

ゴスロリ幼女と私

夏の暑い日。



できることなら、全裸になりたい。
捕まるから嫌だけど。



あれ?
女でも捕まるっけ?



どちらにしても、好奇な目にさらされるのはごめんだな。



暑いからだな、変なことを考えるの。



暑いとは言え、全裸で外に行くわけにはいかないので。
仕方なく、Tシャツと薄めの膝丈スカートを着用しているのだ。
近くのコンビニ行くだけなのに。



「え?」



う、うわぁ。
こんな暑い日にゴスロリ幼女がいるー……。



ゴスロリ。
ゴシック・アンド・ロリータの略。
そんな略称はどうでもいい。

とにかく、今は夏だぞ?
不快度MAXなくらい湿度も高いんだぞ?

脱水症状起こして死んじゃうんじゃないか?


そんな中、黒髪ストレートのツインテール、黒いリボンを身に着けたゴスロリ幼女は涼しい顔をしている。
まるでお人形さんみたいだ。

まさか、本当に人形で、ホラー映画のように動いているとでも?

まさかね。
そんなホラー映画みたいなことは現実(リアル)では起こらない。



「もしかして、わたしのこと、みえてるの?」
「うわぁぁぁっ!?」



しゃ、しゃべったー!?

あ、いや。
生きてるなら、しゃべるか。



「急に驚かせてしまってごめんなさい」



本当だよ。
なんだよ、急に。



「あなたの血、もらえないかしら?」



ホラー映画のような、リアルがそこにあった。

【読み切り】夏の暑い日、私は不思議な幼女と出会った。

【読み切り】夏の暑い日、私は不思議な幼女と出会った。

夏の暑い日、私は不思議な幼女と出会った。 その幼女はいきなり私に、「血をください」と言った。 吸血鬼かと思ったが、幼女は違うと言う。 ホラー映画か? リアルっぽくないが、確かに目の前にはそう言い放った幼女がいる……。 (これは読み切りです。 段々間延びしてしまったため、ここで区切った方がいいと思ったところまでで公開します)

  • 小説
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-05-16

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