ハル
風の静脈が
地球の襟足を濡らす
金色の郷愁が
気圏を旋回している
上手に歳を取れなかった宇宙が
今年もはにかんでいる
久しぶりの虹が
涙を閉じ込めて
瑠璃色の頬骨を
静かに流れていく
郷愁
ハル詩を書いています。
Copyrighted著作権法内での利用のみを許可します。