神様の詩歌

虹の匂いがする神様の詩歌は

白い砂の海底を静かに滑っている

透明な魚のように

時々朝を反射しながら

私は足を地球に浸して

神様が足裏を擽るのを楽しむ

陽は少し暑いが

風と水は心地好い。

星は心地好い

暮れて足の指がふやける頃

美の正体を垣間見ながら

私は

空腹に帰巣本能を弄ばれている

神様の詩歌

神様の詩歌

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-05-16

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