糸を断ったマリオネット

k.m

人の思い通りに動くことが嫌になったマリオネットが
ハサミで糸を断ちました。
最初は右足の糸、次は左足の糸、その次は左手、そして頭、と
順番に糸を切っていきます。

全ての糸を断ち切る前に、マリオネットはハサミを持っていた右手だけ
繋がれたまま、うなだれてしまいました。

それからしばらくの間、マリオネットは修理してもらえるまで
ずっとうつむいて過ごしました。

糸を断ったマリオネット

糸を断ったマリオネット

こういう事が時々ある。

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-05-12

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