美女


 ふと、オープンカフェにいた美女と目があった。
 「ふっふっ」
 意味深な笑みを浮かべる。
 「…お前、先に帰ってて」
 「豆腐さんも、後で来てくださいね」
 少々豆腐の様子がおかしかったような気がするが、そのまま私は家に帰った。

 数時間後。

 「ただいま」
 帰ってきたのは、穴だらけの豆腐。
 「豆腐さん、どうしたんですか?ネズミにでもやられたんですか?」
 「ちょっとな」
 「ちょっとじゃないですよ」
 

 「私は食べたいときに、豆腐を食べるの」
 それが豆食系女子。

美女

美女

  • 小説
  • 掌編
  • コメディ
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2012-08-08

CC BY-NC-SA
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