草の上

俳句 四季枕

木の枝で紅白合戦包み花
炎天の影の落つるは白肌の
目を刺すは雲なき青に銀杏の葉
空風の遠くに走るランプの灯

俳句 音沙汰

坂道の斜陽を浴びる通学帽
冬籠り電球切れて闇籠り

和歌 逍遥遊

灯火の明石の沖を眺むるを夢とは知らで堕つる我が身か
朝のくる日暮すれどぬばたまのくろに恋しきしののめのあか

草の上

草の上

韻文集。随時更新。

  • 韻文詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-05-11

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted
  1. 俳句 四季枕
  2. 俳句 音沙汰
  3. 和歌 逍遥遊