僕は鬱病と不安障害を持っている

悩み、不安、焦り、憤り、孤独、それらが黒い糸になって、グルグルグルグル頭と心の中を絡回る

渦が制御できない程になると、どうしようもなく狂ってしまう、抑え切れなくなる

どうしようもなく興奮しているのに、どこに向ければ、どう発散すればいいのか分からない

心臓の音がよく聞こえて、胸を叩かないと止まるように思えてしまう

布団に包まり大声を出して少し落ち着く

気持ちは悲しいのに気分は悪くない

涙が出ない

高ぶった緊張の糸は唐突に切れて、胸に手を当てて安堵する

髪を掻き分け自分が自分であることに胸を下ろし、消沈する

そして、また朝を待つ

読んでくれた方、ありがとうございました

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 青春
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-05-01

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