体温光

蓄光

ただ誕生より

光を集め続け

飽和する睥睨

畜生

集まる獣とのけものともののけ

彼らに溜まる光

体中でもっとも輝くのは

瞳孔ないし犬歯

液体は除いて 体液を覗いて

煌めく歯と目

集まる獣とのけものともののけ

命の瀑布

人と獣ともののけの違いは

除け者を造るか否かか

命の滝から来る癒しの音風飛沫は総て

点滅する

精液

除けられなかった

体温の光

体温光

体温光

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-04-28

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