ほこり
暗い根元
誰のまなざしも無く
春風に吹かれ死んでいく
人に生まれ人として死ぬ
あたりまえのこと
無意識に誰かを守り
そんな僕になりたかった
自由といいつつ
不自由な世界で
もがき苦しむほど
楽しいことは
無いのかもしれない
叩くと出る僕の埃
そんなことすら気にせずに
暗い空から
降ってくるものは
今も昔も変わらなく
誰もかも見たことがある
考えようの無いこと
どうしても他人を貶し
そういう風に生きてきた
少年といいつつ
大人になる彼等
赦し愛されるほど
幸せなことは
無いのかもしれない
叩けど出ない僕の誇り
君もまた同じように
ほこり