古事記

別天神～神世七代

　天地初發之時、於高天原成神名、天之御中主神。（天地が初めて開けた時生まれたのはアメノミナカヌシノカミ）
　次高御産巣日神。次神産巣日神。（次にタカムスビノカミ、次にカミムスビノカミ）
　此三柱神者、並獨神成坐而、隱身也。（この３人の神様は独身であったので子も無く死んでしまった）

　次國稚如浮脂而、久羅下那洲多陀用幣琉之時、（国が若くて浮いた油の如く、クラゲの様に漂っていた頃）
　如葦牙因萌騰之物而成神名、宇摩志阿斯訶備比古遲神。（葦の若芽のように萌え上がる物（生命力）によって生まれた神は、ウマシアシカビコジノカミ）
　次天之常立神。（次にアメノトコタチノカミ）
　此二柱神亦、獨神成坐而、隱身也。（この二人もまた、独身で子も無く死んでしまった）
　
　上件五柱神者、別天神。（以上の５人の神様がワカツカミと呼ばれている）

用語事典

天羽々斬・・・スサノオの持つ神剣。別名・布都御魂。
天叢雲・・・同じくスサノオの持つ神剣。八岐大蛇を退治した後、剣に付いた血を草で拭いた事から草薙と名を変えられた。三種の神器の一つ。
八岐大蛇・・・スサノオに征伐された八つの部族。古事記では八本の首を持つ大蛇。酒呑童子の先祖ともいわれる。
根の国・・・スサノオが治める人間の死後の世界。
黄泉の国・・・黄泉神が治める神様の死後の世界。黄泉の食物（柘榴）を食べてしまうと生者の国には帰れなくなる。
常夜・・・妖怪達の世界。夜の事。（天津星・大国主）
葦原中国・・・人間の世界。

神様プロフィール

【出典】古事記
【使用武器】剣
【神名】素戔嗚尊
【読み】（スサノオノミコト）
【性別】男
【神性】海？
【家族】父・イザナギ　母・イザナミ　姉・アマテラス　妻・櫛名田比売
　　　　娘・須世理比売　娘婿・大国主
【神位】上級神（神）
【眷属】無し
【神種】天津神
【属性】混沌・善
【神器】
『天羽々斬(アメノハバキリ)』
知名度：A　種別：剣　
　別名・布都御魂。

『草薙の剣(クサナギノツルギ)』
知名度：A　種別：剣
　天叢雲剣。八岐大蛇を斬ったとされる神剣。

【解説】三貴子の末子にして、八岐大蛇を退治した英雄。
【逸話】高天原の暴れん坊、天岩戸