衝動リスタート
あの時卒業文集を書いてた
君は君なのかも知れないが
今と全く変わらない君は
あの時も変わらず存在してた
あの時数cmしか周りを見てない
学校の君を見れてはないが
すぐ側に居ることを知ってて
あの時静かに笑ってたんだ
先生や親友友達なんて
いつかは居なくなるとは知ってたが
居なくなったら居なくなったで
本当に寂しいんだ
今があるなら過去がある
君がいたらもっと楽しかった
けれど居なくても楽しかったのは
紛れもない事実なんだ
君が君が君が君が
あの時も笑っていたならば
僕は僕は僕は僕は
誰かと笑っていたんです
僕が僕が僕が僕が
あの時に話しかけていたならば
君は君は君は君は
もっと笑っていたのかな
ページを1枚めくる度
ページが1つ消えていく
書いた君の衝動が
今夜は月が綺麗です
君もどこかで見ているのかな
老いた僕の衝動が
衝動リスタート