サイコロ

高菜わさび


 「豆腐さんにしか、頼めないことなんです」
 「断る」
 「…しかし、豆腐さんがやってくれないと…話が進められません」
 沈黙がしばらく続いて。
 「今回だけだからな」
 「ありがとうございます」
 そうして豆腐の体に、まず1と書かれた。
 「1の裏の面が6だ」
 「足して数字が7になるように、書いていくんですよね」
 「そうだ」
 書き終わると、豆腐はみんなのために転がり始めた。
 「3でした、3コマ進んで、このマスの指示は、ファーストフードでスマイルだけ注文して、出来ましたら、5マス進めます」

サイコロ

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  • 小説
  • 掌編
  • コメディ
  • 全年齢対象
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CC BY-NC-SA
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