僕にとって

詩は
端的な記号で ただある混沌を
別の場所に再構築する行為だ

詩は
日々からこぼれる偏りを
空にかえす行為だ

詩は
日常では触れることのない
心の琴線を空気に当てる行為だ

詩は
享受し共感できるはずの
やさしい行為だ


詩は

詩は

かなしいんだ

いつも


詩は

ないてるんだ

いつも


詩は

わらってほしいんだ

いつも


詩は

いきてほしいんだ

いつも


僕は初めて

泣いてるんだ

僕にとって

僕にとって

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-03-19

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