勝利

女の子の感傷です。

 前方に岸が見える湖畔には若木がたたずむ

 灌木の茂みにどうして僕は立っているのだろう 

 水が光映して言っているよ 同じことは二度と起こらないって

 人生は皆 初心者だからって

 だから、おそるおそるでも進んでゆくんだって

 おかしいよね 意欲たっぷりに向かって行って玉砕した人を人は笑う

 誰でも初心者のはずなのに 挑戦したのが彼だけだっただけなのに

 頑張っただけ報われるなんて嘘 暗示だよそれは 

 けれど学びにはなる 学ばすして悩むのは哲学者の習い

 善良であることでなにか産まれるわけじゃない

 暴れまくって 自己をさらしまくって それで勝利と言えなくっても

 納得できる人生を選びたいと思う それが一番楽だから

 まあまあ 夢は夢だよ 人とひとは切り離せないから

 水面に反射する光が言っている

 風にさざ波立っても すぐにもとに戻るって

勝利

夢は夢です。

勝利

何が自分にとっての勝利かは、自分で決めれば良いと思う。

  • 自由詩
  • 掌編
  • 青春
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2011-02-03

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