こどもちゃんの こどもちゃんの こどもちゃんたちへ
「しょうじきちゃん?」
「ううん、ぶるーちゃんだよ」
「・・・・・・いいこちゃんね」
「・・・・・・ふしょうじきちゃんだってばあ」
「いま、たつのおとしごちゃんになった?」
「うまれたときから はまぐりちゃんだよ」
「すてきな、のはらの ぐらじおらすちゃんだよ」
「ちがう、たぶん げきついされたゆーふぉーちゃんだ」
「ひざまくらちゃん、する・・・・・・?」
「いいよ、ここでたいいくずわりちゃんしてるから・・・・・・」
「なによ!、おしいれにとじこもったおこりんぼうちゃん!!」
「ほっといてよ!、そんなふじんけいかんのぱとかーちゃん!!」
「ごめんね、ぶーつのかかとすりきれちゃん」
「ごめんよ、しろくてちっちゃいおっぱいちゃん」
「こうやって・・・・・・いつまでも・・・・・・・やせがまんちゃん、つづけるつもり?」
「ちがうよ・・・・ちがう・・・・ほんとうは・・・・・・ただ、やせぽちの、なみだちゃんなだけ」
こどもちゃんの こどもちゃんの こどもちゃんたちへ
むかし、今よりずっと悩み深い青年だった時に、
「死にたい、死にたい」と毎日言っていたので、
保育士だった当時の彼女に「ぶるーちゃん」と呼ばれていた。
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