こどもちゃんの こどもちゃんの こどもちゃんたちへ

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「しょうじきちゃん?」



「ううん、ぶるーちゃんだよ」



   


   


   


   

「・・・・・・いいこちゃんね」



「・・・・・・ふしょうじきちゃんだってばあ」


   


   


   


   
「いま、たつのおとしごちゃんになった?」



「うまれたときから はまぐりちゃんだよ」


   


   


   


   
「すてきな、のはらの ぐらじおらすちゃんだよ」



「ちがう、たぶん げきついされたゆーふぉーちゃんだ」



   


   


   


   


「ひざまくらちゃん、する・・・・・・?」



「いいよ、ここでたいいくずわりちゃんしてるから・・・・・・」




   


   


   


   


「なによ!、おしいれにとじこもったおこりんぼうちゃん!!」



「ほっといてよ!、そんなふじんけいかんのぱとかーちゃん!!」



   


   


   


   


   


   


「ごめんね、ぶーつのかかとすりきれちゃん」



「ごめんよ、しろくてちっちゃいおっぱいちゃん」



   


   


   


   


   


   




「こうやって・・・・・・いつまでも・・・・・・・やせがまんちゃん、つづけるつもり?」



「ちがうよ・・・・ちがう・・・・ほんとうは・・・・・・ただ、やせぽちの、なみだちゃんなだけ」









   


   


   


   


   


   
   

こどもちゃんの こどもちゃんの こどもちゃんたちへ

むかし、今よりずっと悩み深い青年だった時に、
「死にたい、死にたい」と毎日言っていたので、
保育士だった当時の彼女に「ぶるーちゃん」と呼ばれていた。

作者ツイッター https://twitter.com/2_vich
先端KANQ38ツイッター https://twitter.com/kanq38

こどもちゃんの こどもちゃんの こどもちゃんたちへ

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-03-08

Copyrighted
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