照れ屋なお嬢様1

 
 一回、読んでください。笑

 
「あなたのくだらない話なんて、付き合いきれないわ。」

 「はい。好きにしていい・・・。」

 「好きにしていいなんて、何様のつもり・・・。」

 「あたしが言いたいこと、すべてみぬきなさいよ・・・。ただし、思考は見抜かないでよね。」

 「はい。」

 「はい。いいこね。」

 君は、おりこうさんね。

 「あの、お嬢様、手があれてますね。」

 「あたしに触れていいのは、あたしが許したときダケと、何回も言っているわよ。」

 あたしは、君がそんなにきらいじゃないわ。
犬みたいで、可愛いわね・・・。フンッ。

君は、おりこうな犬なんだから。
 
 「もう、おやすみの時間ですよ。」

 君が部屋に入って来た。いつもの様に、笑顔で・・・。

 「ねぇ、今日、あたしが寝るまでなんか満足させてよ。」

 「そんなぁ、無理ですよ。」

 そう言って君は、笑う。
今から君を、困らせるわよ・・・。

 「汗ばんだ手で、抱きしめて・・・。」

 「いいえ。」

 「さめたフリでも・・・。してみ・る・・・。お好きにどうぞ。」

 「してみましょうか・・・。」


朝になり、君はいつになくわがままだ。

 「返事は・・・。」

 「一つ。」

 「いいこねぇ・・・。」

 「・・・。」

 「今日こそは、抱きしめてよ。」

 「・・・。」

 「思いっ切りね。」

 「ハイ・・・。」

 君は、あたしをおもいっっきり抱きしめる。

 「果てるまで愛してよね・・・。」

 「ハイ。」

 「・・・。」

いつものあたしじゃ、ないみたい・・・。

 「こっち来ないか・・・。」

 「フンッ。その手には、乗らないわ。あなたの好きには、させないわよ。」

 「・・・。」

 「イエスかハイで答えなさい。」

 「いいえは・・・。」

わがままな子ね・・・。

 「いいえなんて・・・。ないわ・・・。」

 「ハイ。」

 「はい。よくできましいたね。」

わがままも・・・。


嫌い             じゃ、ない・・・。

照れ屋なお嬢様1

 読んでくださってありがとうございます。
返事、よければ下さい。

照れ屋なお嬢様1

お嬢様の小説、読みたくないですか・・・。

  • 小説
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 恋愛
  • 青年向け
更新日
登録日
2012-07-26

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted