満足の法則

満足が見えないとき、何につかまればいいのだろう・・・・・・・。

1、過去考察と近況報告

私は、飽きっぽかった。「趣味」に対して。
今まで幾度となく、
育成ゲームにはまった。
部屋の模様替えをしようとした。掃除をしたいと思った。
ぬいぐるみの服を作ろうとした。
何かをコレクションした。
そして。
それらは、わたしの「つまんない」によって、中途半端に、置いてきぼりにされた。
わたしが「楽しい」と感じる、「極める」ものはあるのだろうか。
小学校6年生の時、毎日、考えた時期もあった。そのときは、それが趣味だった。
今の私は、大手で中間管理職をする、バリバリのキャリアウーマンにして、
35歳の、1児の母親として、そこそこいい家庭を築いている。
姑とも舅とも仲は良く、夫は頼もしく一緒にいて楽しい。子どももとてもかわいい。
この生活に、私は満足していない。
幸せだけど、素晴らしい暮らしだけど、何か、何か・・・・・・
そんな風にしてもがいて、生きてきた。
思えば、一番満足していたのは、
中学から高校にかけての、約5年間だった気がする。
あの時、私には「趣味」と言えるものがあった。
幼いころとは違って、続いた、フィーバー。
あれも終わった今、ふっと思う「満足感」は、なくなってしまったのだろうか。

満足の法則

満足の法則

アラサーにして、幸せ生活に妥協しようとしない、キャリアウーマンの奈絵。 青春は、なんであんなに「満足」してたんだろう。 あの時を探って、振り返ってみる。 最後に、奈絵は「法則」を見つける。

  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-02-25

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