絶望v.s.希望
私はきっとこの絶望を
かなり前から知っていた
孤独に生きていること
暗闇から抜け出せないでいること
トンネルの入り口に立った時点で
きっともう気づいていた
絶望に己がひしゃげてしまいそうな時は
早く自分を辞めたくて仕方がなかった
でも私は未だにここにいる
孤独の暗闇より神を畏れていたから
夜のしじまと違うのは
息苦しさをうつすようなエコー
私の靴音に纏わり付いて離れない
出口の光はあれかしら?
それともまたフェイクかしら?
ここまで来たら
私は歩みを止めはしない
諦観と意地を靴にして
閉塞な暗闇をただ歩く
何処に続くかはお楽しみ
絶望v.s.希望